カテゴリー別アーカイブ: ドクターブログ

当院では訪問歯科診療を行っております

ご無沙汰しております、勤務医の渡邊です。

今回は我々鏡歯科医院が行っております訪問歯科診療についてお話させていただきます。

 開業当初から八代市全域で鏡歯科医院は訪問歯科診療を20年以上続けてまいりました。歯科医院で患者様を「待つ」スタイルから、歯科医師・歯科衛生士が患者様のもとへ「訪問する」スタイルをいち早く取り入れた歯科医院です。

歯科医院へ通院することが難しい患者様のために、歯科医師・歯科衛生士がご自宅・施設・病院に訪問し、歯科診療・口腔ケア等を行ないます。

訪問歯科診療は、これからの超高齢社会に向けて地域に根ざす歯科医療として必要不可欠なものだという信念を持ちながら日々八代市内を駆け回っています。

身の回りで寝たきりの方、通院ができないでお困りの方がいらっしゃいましたら、是非鏡歯科医院に御連絡ください。

よろしくお願いいたします。

口腔乾燥症(ドライマウス)とは

こんにちは。勤務医の渡邊です。

今回は口腔乾燥症(ドライマウス)についてお話したいと思います

通常、健康な人で一日1~1.5リットルの唾液が分泌されていますが、その唾液が不足するドライマウスが最近急増しています。
ここで唾液の役割について説明しましょう。

  1. 消化作用 唾液の酵素でデンプンをマルトースに分解する。
  2. 溶解作用 味物質を溶解して味覚を促進させる。
  3. 洗浄作用 食べ物のカスを洗い流す。
  4. 円滑作用 発音や会話をスムーズにする。
  5. 抗菌作用 抗菌作用を持つ物質で病原微生物に抵抗する。
  6. 緩衝作用 PHを一定に保ち細菌の繁殖を抑える
  7. 保護作用 歯の表面に皮膜を作り虫歯を防ぐ。

というように、唾液は多くの重要な役割を果たしているのです。 その唾液が不足するとどうなるのでしょうか?
常に口の中が乾燥していると虫歯・歯周病になりやすかったり、舌の痛み、口臭の原因、物がうまく飲み込めない、口が乾いて話しにくい等、さまざまな症状を引き起こす原因になります。

では、ドライマウスの原因は何でしょうか?

加齢とともに唾液の分泌は少なくなるとも言われますが、薬の副作用・糖尿病や腎不全などの全身疾患・ストレス・喫煙・シェーグレン症候群など複合的な事が考えられます。
薬の副作用、全身疾患、シェーグレン症候についてはまだわからないことも、多いようです。

それではストレスに関してはどうでしょう。ストレスをかけると、リラックス時に比べて唾液の分泌が約3割減少するといわれています。
なぜ唾液が減ったのでしょうか?
緊張すると、リラックス時とは違う物質が神経から出てきて、唾液を作る細胞にくっつきます。 この物質はリラックスした時に出る物質に比べ、唾液を作る細胞のなかに水分を取り込む働きが小さい為、作られる唾液は、少なくネバネバしたものになるのです。
一時的なストレスなら問題ありませんが、ストレスが長期にわたって続くと、自律神経が失調し唾液の分泌が抑えられてしまうのです。

 

ドクターブログ ~ 誤嚥性肺炎

こんにちは!歯科医師の山田です。
朝晩の冷え込みが日に日に強くなり、紅葉が楽しみな季節になりましたね。

今回は「誤嚥性肺炎」についてのお話です。

まず、「誤嚥」とは何なのでしょうか?
食べ物や飲みものを飲み込む動作を「嚥下(えんげ)」、この動作が正しく働かないことを「嚥下障害」と言います。食べ物や飲み物、胃液などが誤って気管や気管支内に入ることを「誤嚥」と言います。

肺炎は日本人の死亡原因の第4位で、肺炎で死亡する人の94%は75歳以上であり、90歳以上では死亡原因の2位に順位があがります。「誤嚥性肺炎」は、細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎です。高齢者の肺炎の70%以上が誤嚥に関係していると言われています。再発を繰り返す特徴があり、それにより耐性菌が発生し、抗菌薬治療に抵抗性を持つことがあります。そのため優れた抗菌薬治療が開発されている現在でも治療困難なことが多く、高齢者の死亡原因となっています。

では、このように恐ろしい「誤嚥性肺炎」をどのように防げばいいのでしょうか?
(1)誤嚥予防の体位保持(食後は2時間程度座位を保つ)
(2)口腔ケア(口の中の雑菌を減らす、嚥下反射を改善させる)
(3)胃瘻増設
など、他にもたくさんの方法が考えられています。

上記の中でも、私達歯科分野での関わりが深いのが「口腔ケア」になります。

次回は「口腔ケア」について詳しくお話したいと思います。

 

 

ドクターブログ  歯科治療の際に注意すべき薬剤 ~抗凝固薬:ワーファリンについて~

こんにちは、歯科医師の柴田です。
だんだんと朝方も涼しくなってきていよいよ秋の気配が感じられるようになってきました。
皆様体調などは崩されていませんか?

今回は、歯科治療の際に注意しておきたいお薬がいくつかあります。
その中でも、歯科医院や病院に行った際に必ず問診表という形で今飲まれているお薬についてお尋ねするのですが、中でも血液をサラサラにするお薬をピックアップしてお話します。

非常にメジャーな商品名でワーファリンというお薬があります。このお薬の適応症は、血栓塞栓症の治療と予防になります。簡単に説明すると血管内で血液が塊になって血管内につまり血が流れなくなるのを防ぐのが目的になります。特に塞栓症で注意すべき臓器は脳・心臓・肺になります。

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では歯科治療の際にはどのように対策をとるのでしょう?
実際の現場では現在お薬を止めて行うリスクと血が止まりにくいリスクを天秤にかけた結果、お薬を止めて血栓塞栓症ができてしまうリスクの方を避けるべきだと考えられています。従って、極力出血が少ない処置を行う、もしくはどうしても歯を抜くなどの出血が避けられない処置の場合は出血が落ち着くまでガーゼなどで圧迫して落ち着くのを待って帰ってもらうなどの対策をとっています。
しかしながら、どうしても歯科治療に不安を感じる際には、きちんとかかりつけ医の先生と相談してお薬の服用方法を確認するのが最善だと思います。

色々とお話させていただきましたが、極力血がでなくて済むような処置ですむように、ひどくなる前に早めに歯科医院を受診し、定期健診などで予防処置を行っておくことが最も患者さまにも負担が少なく安全であることは間違いありませんので、早め早めに気になることがあればご相談くだされば幸いです。

季節の変わり目で体調管理が難しい時期ですが、皆様お体を大切にされてください。
当院にて皆様の来院を心よりお待ちしております。         柴田 隆文

ドクターブログ ~ 気になる口臭、なんとかならない?

臭いの強いものを食べたら、歯だけでなく舌も磨くとよいでしょう。

他人の口臭は気になるものですが、自分の口臭となると、たいてい自分では気づかないものです。

外出先ではマウススプレーやマウスウォッシュを利用することもお勧めします。
普段気になるようでしたら、お口のお手入れ不足か、舌に汚れが付着していることも考えられます。

口臭の大きな原因は、歯周病を起こす細菌によるものです。
歯垢を染め出して磨き残しをチェックするか、舌の表面が白色、茶褐色または黒色になってないか確認してみましょう。

ていねいな歯みがきとともに、1週間に1回、舌を専用ブラシ(タンクリーナー)などでお手入れすると、
さらに効果的です。

ドクターブログ ~ インプラント治療の現在

鏡歯科医院院長の渡邉です。
これから数回に渡ってインプラント治療の現在についてお話しようと思います。

インプラント治療のプラスのイメージはどうでしょうか?

  • 周りの歯を削らないでも良い
  • 残っているご自分の歯に負担がかからない
  • 自分の歯のように何でも食べられる。
  • 入れ歯のように取り外さなくても良いetc.

逆にインプラント治療のマイナスのイメージはどうでしょうか?

  • 費用が高い
  • 治療期間がかかる(長い)
  • 手術をするので安全性が心配
  • 何年くらい使えるのか不安etc.

このようにいろんなイメージが有り様々名噂も絶えないのがインプラント治療ではないかと思います。
今回は、このようなイメージの真偽と実際にインプラント治療をされた方の声などを紹介していこうと思います。

まず最初にインプラント治療とはどんなものかという話からしてみたいと思います。

インプラント治療とは、虫歯や歯周病などで歯が無くなってしまった所に人工の歯根を埋め込み再び歯を蘇らせる治療方法です。
使われる人工の歯根には、様々な工夫がなされてきましたが,現在ではチタン製のものが主流となっています。このチタン製の人工の歯根を顎の骨に埋め込み,骨と癒着するのを待って被せ物などを入れて咬めるようにしていきます。成功率は使用するインプラントの種類,骨の状態,術者の技量、インプラントを入れてからの期間、メンテナンスの状況などに影響を受けますが,概ね85〜98%と言われています。

次回は,インプラント治療によるメリットに付いてお話しようと思います。

 

ドクターブログ ~ 訪問診療について

こんにちは!歯科医師の山田です。
朝晩は涼しくなり、幾分か過ごし易くなりましたね。

今回は、「訪問診療」についてのお話です。

病気やケガの後遺症などで、医院への通院が難しい方のために「訪問診療」という制度がございます。当院では開業当初より訪問診療に力を入れてまいりました。

虫歯の治療や義歯の作成・調整、レントゲンの撮影等、院内と同じ治療がご自宅や施設、入院中の病室などで受けることが可能です。治療は原則的に健康保険の範囲内で行いますので、治療費が高額になる心配もございません。

通院が難しくて歯科治療を受けられていない方や、お困りの方が周りにおられましたら、ぜひご一報下さい!分からない事がございましたら、お電話でのご相談も受け付けております。

口から食べる喜びを一人でも多くの方に実感して頂くために、全力でお手伝いさせて頂きます!!

 

 

 

ドクターブログ ~睡眠時無呼吸症候群について

こんにちは! 歯科医師の柴田です。

皆様暑い季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。
最近では夜もまだまだ残暑が続き日々寝苦しい夜が続いていますね。
今回は、睡眠と関連した歯科のお話~睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)についてお話しをしたいと思います。

睡眠時無呼吸という病名が全国的に有名になったニュースとして、新幹線の運転手が運転中に極度の睡魔に襲われて意識を失ってしまった事故や、力士が睡眠時無呼吸を改善したことで、試合で実力が出せるようになったことなどで話題にあがったことがあります。

では具体的にどんな状態の時に注意が必要なのでしょう。症状としては、睡眠中に10秒以上の呼吸が停止、つまり無呼吸が5回以上繰り返される病気です。主に、いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などがあげられます。

これらの症状の中で比較的にわかりやすいのがいびきだと思われますので簡単に紹介をしてみたいと思います。通常の状態では、図1のように息をするときに邪魔をするものがないので赤丸の部分に通り道が開いています。一方で図2では寝てる時に舌が落ちてしまい、息の通り道が狭くなってしまい、息が通る時にいびきとして音が出たり完全に塞がってしまうと全く息ができなくなってしまうことがあり呼吸が止まってしまうことがあります。

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どのような方がなりやすいかといえば、中年以上の男性で、多くの方に肥満傾向が認められます。
肥満の方は先ほどの赤丸の部分が狭くなりやすい傾向があります。また、それ以外の方では、顔を長く顎が小さい、頸が短い、舌が大きいなどあげられます。

では、私たち歯科医師がこの状態の手助けをする方法としてマウスピースがあげられます。

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<参照>http://www.sleep.or.jp/sas/what.html

マウスピースは、歯型をとらせていただき、下の顎を少し前にだしてあげることで息の通りをスムーズにさせてあげることができる装置です。副作用としては、慣れるまでに違和感を感じる。顎関節症のひどい方や総入れ歯の方には使うことができないなどと条件もあります。

睡眠時無呼吸には様々なアプローチの仕方がありますので、きちんと診断をしてもらってから治療を開始していくことが必要だと思われます。

長々と説明させていただきましたが、まだまだ暑い季節が続きますが、皆様体調を崩されないように元気に乗り切っていきましょう。当院で皆様の来院をお待ちしております。

ドクターブログ ~口臭の原因は?

こんにちは! 歯科医師の渡邊です。
今日は口臭のお話です。

皆さん、口臭気になりますよね。その口臭の原因には次の4つが考えられます。

1. 口腔(口の中)が原因
2. 全身の病気が原因
3. 食餌性の口臭
4. 生理的口臭が原因

それでは、1.口腔(口の中)が原因の場合よりご説明いたします。

1. 口腔(口の中)が原因

  口腔で一番考えられるのは歯周病です。
過去の研究で歯周病と口臭の間には高い相関性があることが知られています。
歯周病の特徴は歯周ポケットができることです。 そこは口の中の細菌の格好の住みかをです。
細菌の中でも嫌気性菌は代謝の過程で硫化水素やメチルメルカプタンを産生します。
これが口臭のもとになるんです。

では歯周病のチェックをしてみましょう。

お口の中をチェック!!
1.歯ぐきからよく出血する。
2.歯ぐきがよく腫れる。
3.口の中がネバネバする。
4.グラグラした歯がある。
5.歯と歯の間に食べ物がよくはさまる。
6.穴のあいた歯がある。
7.歯の表面を舌でさわるとザラザラしている。
8.義歯、ブリッジ、冠などが、入っている。
9.舌を磨いたことがない。
10.口の中がパサパサしている。

1.2.3.4.5.に当てはまる方・・・
歯周病が原因です。歯周病により、口腔内細菌により分解され、発生した物質が悪臭を放つのです。

6に当てはまる方・・・
虫歯で空洞ができて、食べ物が入り食べ物が腐敗して、悪臭を放っています。

7.8.9に当てはまる方・・・
歯磨き不良により、歯垢や食物残渣によるもの。

10に当てはまる
唾液が少ないのも原因です。(口腔乾燥症)

次に、2. 全身の病気が原因の場合です。

2. 全身の病気が原因

次の表に示すような臭いが感じられることがあります。
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3. 食餌性の口臭

ニンニク、ニラ、ネギ、たくあんなど臭いの強いものを食べたり、アルコールや喫煙によりいったん体内に取り込まれた臭いの元になる成分が胃の中で消化され血液を介して全身に循環し肺を経由して吐き出される。
お口をきれいにしても臭うことがある。

4. 生理的口臭が原因

朝起床時や空腹時に臭うことがある。女性の場合生理時やその前後ホルモンバランスの不調により口臭を感じるときがある。

上記の3・4は、通常そのような臭いは時間の経過と共に減少していきます。
このように、生理的口臭には日内変動がみられますが、ゼロ(無臭)になるということはありません。 私たち人間は生きている限り、毎日食事をし、口の中ではさまざまな代謝が行われているので、無臭でいることはありえません。
ですから、あまり神経質になる必要はなく、他人を不快にさせるような強いにおいがでないように気をつければいいのです。

問題となるのは、病気によって発生する口臭です。

口の中の病気、鼻のどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気などが口臭と関連していると考えられていますが、口の中の原因が口臭全体の90%以上を占めています。